レビュー
イスラム系武装組織タリバン発祥の地と言われるアフガニスタンのカンダハルで復興道路「ハイエナ・ロード」建設の任務に従事するカナダ軍兵士たち。 狙撃部隊の隊長ライアンは、ある日、任務中に敵の総攻撃を受けるが、偶然逃げ込んだ村の長老に命を救われる。 情報将校ピートは、ライアンを救った長老が地元に絶大な影響力を持つ伝説の戦士「砂漠のライオン」であると確信し、 ライアンと共に彼との接触を試みる。 ♢♢♢ リアルな映像は迫力満点で、カットワークも素晴らしい。 前半はピートが男前すぎてB級感が漂いますが、中盤以降一気に面白くなります。 ♢♢♢ ストーリーの鍵となるパシュトゥーン人の掟「パシュトゥーンワリ」は『ローン・サバイバー』や漫画『マスター・キートン』でも描かれていましたが、本作はその扱い方が秀逸で、タリバン掃討作戦で2011年までに実に150人を超える犠牲者を出したカナダ軍ならではの作品でした。 ♢♢♢ あと、本作はスナイパーを描いた作品でもあり、そのリアルさは『アメリカン・スナイパー』はもとより、スナイパー映画の傑作『ザ・シューター』を超える出来です。 座標を知らせて砲撃を依頼するシーンも超リアルで、初めてリアルな砲撃弾のシーンを観れましたが、この辺も好きな人には必見です。
いいね 4コメント 0


    • 出典
    • サービス利用規約
    • プライバシーポリシー
    • 会社案内
    • © 2024 by WATCHA, Inc. All rights reserved.