レビュー
大作曲家古関裕而と妻金子の生涯を描いた朝ドラです。 子供の頃から慣れ親しんでいた古関ミュージックがどのように生まれてきたのかを知ることが出来そうなので楽しみにしていました。窪田正孝と二階堂ふみのコンビも好感度が高く、今のところ快調です。それにしてもふみちゃんの演技力は凄いですね。窪田君も頑張ってますが、今のところふみちゃんに食われ気味です。 改めて音楽の力の凄さを感じさせてくれるシーンがいくつかありましたので紹介します。 ☆柴咲コウのオペラシーン 彼女が上手な歌手だということは分かっていましたが、ほぼ完璧なオペラの歌唱に鳥肌が立ちました。ブラボー! ☆二階堂ふみが父を想って歌うシーン これは彼女の魂のこもった歌声に号泣しました。ふみちゃんも歌、上手! ☆影を慕いて 言わずと知れた古賀メロディの傑作です。知っているメロディと少し違ってましたし、決して上手に歌おうとしていた訳ではないのですが、心に沁みました。泣きました。 ☆第18週 主人公裕一がビルマに慰問に赴き、恩師の藤堂先生と再会する週です。10月14日放送回では、インパール作戦の激戦で裕一が藤堂先生を看取る様子が描かれています。正直言って朝ドラでここまで迫真の戦闘シーンが描かれるとは、予想しませんでした。少し前まで音楽に興じていた兵隊さんが次々と銃弾に倒れ、藤堂先生が裕一の腕の中で息を引き取るシーンは、涙なしには観られませんでした。戦争の悲惨さを生々しく描いたこの回によって本作のドラマ史における価値は一段も二段も上がりました。 ☆まとめ 秀作揃いの近年の朝ドラの中でもとりわけ素晴らしい作品になりました。 綺羅星のように輝く小関裕二メロディが素晴らしいのは勿論ですが、それぞれの名曲が誕生したエピソードを描くことで、戦争に翻弄され、苦難から立ち上がってきた日本人のメンタリティーを感動的に描いており、泣きました。 最終日のコンサートも素敵でした。ドラマを思い出して泣きました。「イヨマンテの夜」!びっくりです。岩城さん役の俳優さんがこんなに上手だとは!
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