レビュー
全体的に好きな雰囲気の邦画だった。 最近あまりこういう映画を観ていなかったので、改めて邦画が好きだと感じた。 寧子に非常に共感した。 私は鬱ではないし、全く共感できない部分ももちろんあった。だが「見つかっちゃう」と言う言葉が、私が常日頃抱いていた違和感にぴったりだと非常に感じた。 社会の生きづらさ、対人関係の難しさ。それに悩み、もしかして自分は馴染めてないのではないかと思う時もある。それは「見つかってる」からなのかもしれないな、とすごく腑に落ちる言葉だった。 ただ、寧子は本当に不自由だと思っていた。だが、ラストの全力疾走しながら全裸になり屋上で津奈木と話すシーンは本当に綺麗で、羽ばたきそうな自由を感じ羨ましく思った。 また、菅田くんの演技が本当に好きだ。 存在感が強い俳優なのに、自分がない津奈木を見事に演じていた。 仕事で疲れているのに寧子がたくさん話しかけられイラついてる目、PCを窓に投げつけるときに解放されたような顔。本当に魅せてくる。 最後2人がどうなったかわからないが、綺麗に踊る寧子を見ている津奈木のエンディングはある意味ハッピーエンドに感じられた。
このレビューにはネタバレが含まれています
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