
ジュネ
8 years ago
2.5

ウルヴァリン:SAMURAI
映画 ・ 2013
平均 2.9
日本人もアメリカ人に対して色んな先入観を持っていることを認めたとしても、この映画の中の日本の描き方はヤクザ・サムライ・ニンジャとお決まりのレパートリーが並ぶ「いつの時代の映画だよ」感が凄まじく、気が散って全く集中できません。 真田広之もこんなトンチンカンな登場人物やセットが跳梁跋扈する映画に出演させられて、どんな気持ちだったんだろうと思ってしまう始末ですが、それ以前に彼以外の日本人役者のレベルが低すぎます。モデルとしてはトップクラスであってもほとんど俳優経験のない彼女たちを出演させる意図がわかりませんし、ビジュアル面で映えるかと言われれば正直それほどでもなく…。 唯一評価できるのは、そんな環境にもめげず今回も自慢の胸板と胸毛でアクションシーンを披露するヒュー・ジャックマンで、新幹線の上でのバトルは試みとしても新しく、そのカリスマ性でなんとか持っている一作です。率直に言うとこれがXメンシリーズの中に位置付けされるなんて事実は忘れたいくらいですが。