レビュー
くらっしゃあ

くらっしゃあ

5 years ago

5.0


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ブレードランナー ファイナル・カット

映画 ・ 2007

平均 3.8

★死ぬまでに観たい映画1001本《第4版》選出★ 【マイ・4K UltraHD Blu-ray・コレクション】 【別バージョンがある映画】 ◇ファイナル・カット◇ 一番最初に(VHSで)観た『ブレードランナー』は、ハリソン・フォードをして“愚の骨頂”と言わしめた、デッカードのナレーション付き、ラストは『シャイニング』の空撮流用バージョンだった。いわゆる国内劇場公開版だ。 その後、完全版だのディレクターズ・カットだのと別バージョンが登場し、最終的にこの『ファイナル・カット』に落ち着いた。 だから今や『ブレードランナー』といえば本バージョンを指すと言ってもかまわないだろう。 そういえば、これら別バージョンが発表されたことで【デッカードも実はレプリカント?】 という論争がファンの間で巻き起こった。 デッカードがユニコーンの夢を観る場面や、瞳の部分がレプリカントであるレイチェルと同じように赤く映る場面などがその根拠になっていたかと思うが、最終的には『ブレードランナー2049』にデッカードが登場したことで、その答えが示された。 で、ついに4Kソフトで観たのだが、これはちょっと、いやかなり感動的だった。 近未来の都市の風景、例えばタイレル社の社屋。例えばJ・F・セバスチャンの部屋。そして強力ワカモトのおねいさん!それらのディテールが(当たり前だが)Blu-rayよりもさらに色鮮やかに明瞭に映し出され、またその結果、映像の奥行きも拡がり、もう画面の隅々まで舐めるように観続けていた。 かの野田昌宏の名台詞 「SFってのは、絵だねえ」 を思い出さずにはいられない。 あまり触れられていないが、音楽も素晴らしいと思っている。デッカードが何かを決意したようにグッと頷いてエレベーターに乗り込むラストシーンで流れ始めるスコアなんてめちゃくちゃカッコ良いではないか。 観れば観るほど好きになる映画だ。