レビュー
この映画を語る時に、私は一本の樹を想像します。様々な分かれた枝の先には食べ物に関する色々な物語や、食欲と性欲が密接に結びついていたりする。分かれた枝はサブストーリーであり、木の幹はラーメン屋たんぽぽのお話でもある。 劇中で食欲、性欲について描いていて最終的に木の根っこであるラスト、授乳シーンが流れる。これは初めての食事であり、性への目覚めでもある。 この映画は伊丹十三の才能がいたるところに発揮されているものだと思う! 冒頭の映画館内でのマナーネタ、食べ物を使った官能的なシーンなど驚きの連続である。 料理に対するこだわりも強く、オムライスやチャーハンなどの劇中の料理がよだれを誘うこと間違いなしである!
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