レビュー
多分こうなるだろう・・と予想される展開なのだが、布石の置き方や、人物描写が非常に巧いので、ついつい熱中して観てしまった。 また、トラッドなファッション、後期ロマン派的な音楽、レトロな駅や町並みの風景も美しく、19世紀末ヨーロッパの独特の終末観が色濃く出ている感じがして、とても良かった。 また、実質的な主人公とも言えるポール・ジアマッティのウール警部は、実に人間味あふれるキャラクターで、この俳優さんの実力を見せ付けられた気がする。この人は、何でもこなすな~と唸ってしまった。「シューテム・アップ」では、サイコ的な切れキャラの悪役で、大いに笑わせてもらったことを思うと、改めて懐の深さを感じた次第・・。
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