レビュー
2020.3.15.023 ネタバレあり もうなんというか凄い映画。圧というかパワーが。エンドロール観終わるまで目見開いてた(笑)うーん、観たあとも興奮がおさまらない。文章まとまらないけど、レビューを 主人公ニーマンは、ジャズドラマーになる夢を叶えるため名門音楽学校へと進む。そこで凄腕指揮者のフレッチャーの目に留まり、彼のバンドに入る。そのからは、もう目が離せない。 天才を育てるためのフレッチャーのスパルタ指導、罵声。彼は一体何人の音楽家の卵を挫折させてきたんだろうか。フレッチャーの狂気にニーマンも狂気で応えるが、とある事件がありニーマンはフレッチャーに掴みかかり退学処分に。フレッチャーも指導法が問題視され退職。あるとき二人はバーで再会し、またバンドを組むことに。二人の関係は改善されたかのように思えた。が、やっぱりフレッチャーは狂ってた。ニーマンをバンドに誘った理由は、自分を退職に追い込んだことへの復讐のためだった。やることが糞!人としてダメ! ニーマンだけ曲目を知らされず、彼に恥をかかすべく始まったステージ。他の演奏者にはいい迷惑でしかない!ニーマンも他の演奏者も観客も戸惑っているが、フレッチャーはご機嫌。しかしニーマンもまた狂っていた。 ニーマンの狂気的な演奏にフレッチャーも魂を揺さぶられ、ラストは最高の“セッション”が生まれる。まさに音楽に取り憑かれている。フレッチャーがシンバル立て直すシーンは、ほんとちょっとしたシーンなんだけど最高だった!他にも出演者は当然いるんだけど、とにかくニーマンとフレッチャー二人だけの世界。ここまで表情や仕草に惹き込まれる映画は他に観たことないな。終始緊迫感がすごい。ずっと息を呑むようにして観てた。JKシモンズはまさに「狂演」と呼ぶに相応しい演技。疲れた(笑)映画館で観たかったな。 どなたがレビューで「音楽で殴り合う映画」書いてらしたが、見事な表現。
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