
なつみ
7 months ago
アポカリプスホテル
平均 3.5
新しい…!! オリジナルアニメとして、話がどこに向かっていくか分からないハラハラ感、ポストアポカリプスの退廃的切なさを持ちながら、ユーモアと希望に満ちた、良いアニメでした。 ポップなSF作品としても、ホテリエのヒューマンドラマとしても見れる、バラエティに富んだ多角的な作品。 明るく破天荒な物語に見えて、その背景にはひたすら「人類の不在」=「AIたちの果てしない孤独の年月(八千代の時)」が横たわる。 ポン子の登場で、銀河楼の孤独感は薄れたけれど、そのおかげで八千代がAIの域を越えて成長し、11話で死生観にたどり着く展開が深くて感動した。 その感動からのラストが…www 結局、「人類のばかーーーーーー!!」これに尽きますね。笑 「八千代」という絶対的なキャラクターが本当に素敵だった。 あとは、賛否あったようだけど、aikoのOP曲とED曲の採用がすごく良かった。 最近主流になったアニメに合わせて作る手法ではなく、リリース済みの曲をタイアップしたらしい。そこに大きな意図とロマンを感じる。 不安定な不協和音感、ノイジーなエレピ…それ何の音?と聞きたくなるような掴めない外しのメロディーライン…これがどうしようもなく、終末世界の不穏感と合っている。 歌詞は、aiko特有の痴話っぽい恋愛模様に、独特な歌詞を載せたもの…に見えるんだけど、ところどころ、本筋の真をつくような部分もあって…宇宙と日常…絶対に交わらないものがマリアージュするような、不思議な感覚。 最後の突き放すような一言が、ラストの「人類のばかーー!」との繋がりを感じられて、なんとも言えない清涼感。すごく好き。