レビュー
まあ、予想通りというか、「ブレイド」の美少女版というところであろう。 しかし、舞台が70年代の日本(地下鉄、ガード下酒場をはじめとする考証に異常な違和感があるが・・)であり、美少女戦士にセーラー服(アニメのコスプレ的なヒラヒラではなく、意外にも真っ当なセーラー服)を着せるあたり、かなり偏ったオタク的テイストを醸し出しているのには失笑を禁じえない。 さらには、ニンジャ(「忍者」ではない)や、日本刀でのアクションにおける極端なカンフー拠りの殺陣(剣と剣のぶつかり合いの音が、カンカンという何とも言えない軽い音)については、もはや純然たるカンフー映画といって差し支えないと思った。 また、「オニ」=「吸血鬼」という設定に西洋への擦寄りが見えるし、ラストの小雪扮する「オニゲン」は、殆ど「白い魔女」であるところにも、ハリウッドへのスケベ根性丸出しで、些か醜悪のような気もする。
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