レビュー
ドイツ敗戦前後の動乱を描いた歴史映画の秀作です。 登場人物を美化も貶めもせず、ドキュメンタリーのような客観的描写が光ります。特に衝撃的だったのはゲッベルスの妻が子供6人を次々に毒殺してゆくシーンです。可憐な子供達を自らのエゴで殺害した母親に対する怒りと同時に戦争を起こした者達に対する怒りに震えました。 身内には優しく振る舞うけれどユダヤ人や敵対勢力に対しては狂信的な独裁者となるヒトラーの二面性を名優ブルーノ・ガンツが圧倒的表現力で演じています。
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