レビュー
日本映画の重鎮、四騎の会 小林正樹の傑作。 武士道残酷物語で古い作品でもあるが、格差社会の現代においても十分に通じるテーマです。 丹波哲郎の冷酷な目。三國連太郎の弱者に一片の憐れみも持たない非情さ。人間は[自分より弱い]と認識した相手には、たやすく残酷になれるんですね。そんな時こそ本当の人間性が明るみに出るのです。仲代達矢が鬼気迫る。ラストまでの重苦しい空気から来るクライマックスの爆発が凄まじい。生き様=死に様に息を飲む133分です。
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