レビュー
2020年77本目は、『ソーセージパーティー』で全世界におバカ旋風を巻き起こした製作チームが贈ります『グッドボーイズ』。 ------------------------------------------------------------ 見ていてあまりの過激な下ネタやドラッグ、Fワードの連発にこちらがハラハラさせられました。しかも禁止用語を純粋な少年の役どころが多かったジェイコブ・トレンブレイ君に演じさせるというのが凄くって、何だか良くないものを見てしまったような不思議な感覚です。本作の挑戦で子役に課せられるハードルはとてつもなく上がってしまったんじゃないでしょうか。私が親だったらこんな(失礼)映画に出演させるのは絶対にイヤですね。 ------------------------------------------------------------ ところが意外にもストーリーは、思春期に少年たちが立たされる人生の岐路についてキレッキレのユーモアセンスを交えながら分かりやすく説いてくれるドラマに仕上がっており、単に下品なだけでは終わりません。大人になってからも彼らのように重大な決断を下さなければならない時はやって来ますし、実はどんな世代の心にも突き刺さるメッセージを放つ作品だと思います。 ------------------------------------------------------------ …とはいえ、流石に89分は短すぎでは。終盤はかなり駆け足気味の展開となり、3人組の間に無理やり亀裂を入れてからの修復に繋げていったようで、ぎこちなさが残ります。その代わりに無駄なギャグで時間使ったりしてるので、笑える反面中身は薄くて一長一短です。欲を言えばもう少し彼らの成長を見守りたかったかな、と。
いいね 7コメント 0


    • 出典
    • サービス利用規約
    • プライバシーポリシー
    • 会社案内
    • © 2024 by WATCHA, Inc. All rights reserved.