レビュー
原題はそのまま「6 Days」。 舞台は1980年のロンドン。 実際にあった駐英イラン大使館での立てこもり事件を描いています。 武装したテロリスト集団が多くの人質を支配下にして英国政府と交渉をするお話。 前半はとてもゆっくり展開するせいか、地味な印象でした。 サッチャー政権1年目のこの時、国はテロ組織との交渉は一切しない主義。 しかし現場のマックス警部はテログルーブのサリムとの交渉を粘る。 マックス警部を演じるのはマーク・ストロング、英国俳優です。 (最近はスタンリー・トゥッチと混乱はしないです) 私の目的はジェイミー・ベル! 英国陸軍特殊部隊SASでラスティ上等兵役でした。 テロ犯と本部が交渉する裏で、いつでも特殊部隊が突入できるように準備。 何度も出動し計画通りに突入寸前で「突入停止!」の合図を受ける彼ら達。 それは何度も緊張を強いられる場面で、その辺りから盛り上がってきました。 そしていざ突入時、アクシデントもありながら次々とテロ犯を仕留めるSAS。 人質の顔を確認しながら助けるラスティが、人質の中に紛れて逃げようとする鉄砲玉のようなテロ犯を発見! 瞬時で銃撃し、犯人の手の手榴弾も無事に奪う、このシーンは良かった。 ギリギリの状態で任務に就いている彼らの働きで犠牲者は少なかった。 テロ側の事情もあり、イラン国内ではペルシャ人にやられるアラブ人の不満や憤りが理由とのこと。 実話なので最後に実映像がありますが、そこまでBBCの報道は素晴らしかったとは思えない。 でもジェイミー・ベル演じるラスティ上等兵の最後の表情は良かった。 ちなみに彼はわりと低身長で難しい役どころもあると思う。 でも笑うとシニカルな、そして子どもらしい表情になるのがたまらないです。 そこにはずっとビリー・エリオット少年がいるみたいでした。
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