レビュー
ジュネ

ジュネ

9 years ago

2.5


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いとしきエブリデイ

映画 ・ 2012

平均 2.9

リチャード・リンクレイター監督が『6才のボクが大人になるまで』を撮影するより前に、マイケル・ウィンターボトムによって作られていた同じテイストのドラマです。撮影期間が5年と少々短いとはいえ、段々と成長する子どもの姿をリアルに見せられると、やはり本作もまた限りなくドキュメンタリーに近い雰囲気を感じます。 しかし、主人公家族の置かれた環境はちょっと特殊であり、刑務所に収監されている父親に会いに行く一日を毎年見せていく作りになっているのです。この単調な繰り返しが幾分退屈に感じられること、そして再び犯罪に手を染めようとしたり、子供をほったらかしにして情事に耽ったりする両親にさして親しみを感じないことが、本作の大きな欠点として感じられるように思います。 映画は終始、そうした人としての「不誠実さ」に焦点を当てながらも、一方で家族を幸せいっぱいのムードに浸る存在として描こうとするのですが、あまりにも両者がアンバランスなためにイマイチ感情移入しきれないのでした。