レビュー
ベトナム帰還兵の著書を元にサイコーの戦争映画を撮る。はずだったのだが、曲者揃いの役者達に四苦八苦する新米監督。浪費される製作費と遅れるスケジュールに激怒するプロデューサー。痺れを切らした原作者は、役者達を本物の地獄へ送り出すことを提案する。 ◆ハリウッド・セレブ達の盛大な悪ふざけ! 監督・脚本・主演 Ben Stiller メインキャストにRobert Downey Jr.とJack Black。ポスターに並ぶ顔ぶれはビッグネームばかり! だけど、あれ?R.D.Jr.どこにいる? “黒人兵士を演じる為に皮膚移植をした豪州人”という設定(なんだそれ!)らしく、パッと見ただけではわかんない。二度見してもわかんない。教えられても疑うレベル。 冒頭ではTobey Maguire。ラストシーンではJon Voightががカメオ出演する豪華っぷり。 一番の驚きはTom Cruise! 冒頭からかなりのインパクト!最初ちょっと出て終わりかと思いきや、割とちょこちょこ顔を出す。すげぇぜ。 Universal、New Line Cinema、Dream Works、20th Century Foxといった大手映画配給会社の新作映画を彷彿とさせるCMをぶち込む拘りも天晴れ! その後のスキャンダルニュースとあわせて本編でしっかりネタとして回収する様も恐れ入る! ◆ブラックジョーク満載のプロット 戦場ドッキリの仕掛け人が5秒で退場。(サクッとしてるのに過激!) 以降は《これは撮影だと信じる組》と《これはおかしい危険だと察する組》とに分かれて進行する。さながらアン●ャッシュ(自主規制)のコント。ちぐはぐな会話劇が面白い。 冒頭から血飛沫飛ばし過ぎだし、サラッと画面にカットインする吹っ飛んだ両手といいゴア描写は多め。知的障害系のアカデミー談義といいブラックジョークがそこかしこで爆発する仕様。 コミカルな動きとか、瞬間湯沸かし器のプロデューサーが麻薬組織相手に電話越しで啖呵切ったりとか、面白いネタも勿論あるのだが、全体的には刺激が強めな悪ふざけ映画。
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