レビュー
キャラクターが立ちすぎていると思う。そのせいで、どこまでがリアルなのか、ファンタジーなのかが見分けづらい。 例えば、ラストの女子高生おやじ狩り軍団の指鉄砲などは明らかにファンタジーであろうが、前半、中盤での凶行については多分にリアルである。 高畑充希のうざいヤンキーぶりや、蒼井優の地味系ぶりのキャラ立ちが激しいだけに、これらが見事に昇華、霧散するラスト前の公園池シーンには面食らう。また、シーンの切り替えや時間軸のランダムさが目まぐるしいだけに、違和感が増幅する。 やりたいことが透けて見えるような演出に、制作側の若さが露呈した感がある。
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