
Schindler's Memo
4 years ago

オフィシャル・シークレッ ト
平均 3.5
キャサリン・ガン事件のドキュメントであり、おそらく本人に詳細に取材していると思われ、事の発端から結末まで極めてリアルに描かれていると思う。 特にリアル度が高かったのは、彼女の心情変遷の追跡だ。機密をリークする時点、マスコミへ明かされた時点、内部調査の時点、そして告白、起訴への期間、裁判対策等々の時点においての、正義漢として、女性として、人間としての心のレンジの振り幅が大きく見応えがあった。 また後半、レイフ・ファインズが登場してからの引き締まったテンポも特筆、イギリス紳士たる格調の高さはもはや真似できないレベルだと思う。 ただこの映画、面白さには少々欠けるのは否めない。キーマンである当時の首相トニー・ブレアを扱った「ゴーストライター」などに比べると、サスペンス性やエンタメ度で劣るのもまた確かだ。