レビュー
悲しくて残酷な愛の物語。 この作品は今の日本では作れない。現代の日本では、あまりに非現実であり、チープにしかならない。それは時代背景もそうだけど、この役を演じれる役者は日本にいない。邦画の方は見ていないけど、堀北真希では役不足だ。 とはいえ、ソン・イェジンが良かったかと言われるとそうでもないと思う。というのは、美しく、非の打ち所のない人物でありながら、どこまでも非情で、ヨハンなどいないし、知らないといった体をどこまでも貫ける狡猾さを持たなければならない。 やはり、原作のように、二人は1度たりと出合うシーンを入れるべきではないのではないだろうか。でも、それでいて、二人が写真を撮るシーンはあっても良いと思う。常に二人は光と闇を共に歩き、交わることはなくとも、心は離れていなかった、そういうシーンであれば、泣いていたかもしれない。
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