レビュー
susumun

susumun

10 months ago

3.5


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ルック・オブ・サイレンス

映画 ・ 2014

平均 3.6

2025年05月08日に見ました。

1960年代のインドネシア、「共産主義の蔓延を食い止める」という大義名分のもと、100万人とも言われる人たちが、軍隊や民間の自警団に虐殺され、加害者側は今現在も罰を追うことなく、権力側にいるそうです。 自警団のほうは、土地の怖い方々から編成されてたとも言われてますが、そういえば、作中でインタビュー受けてるジジイたちの目がカタギっぽくない・・・😓 前作、「アクト・オブ・キリング」は加害者側のインタビュー中心でしたが、続編の本作では、被害者の弟が加害者と対面しています。 加害者側のパターンはだいたい同じで、どの人もはじめは自慢気に「武勇伝」を語っていますが、相手が被害者の遺族と知るや、「命令にしたがっただけ。」と責任逃れをはじめ、「終わったことだ。いまは、それでも社会が回ってるんだから、わざわざ蒸し返すな!」と開き直ります。 傍観してる分には、人間の醜さのひとつの頂点だと思うのですが、おそらく、私をはじめは多くの人は、状況が同じであれば、加害者と同じことをしてしまうのでしょう。 どうでもいいですが、前作においては、加害者にインタビューして彼らの自慢話を聞いてやったものの、それから作った映画は、全然彼らに好意的なものではありませんでした。(当たり前ですが) しかし、本作で、前作に続いて出てきてる加害者は、被害者の遺族と対面させられたと知るや、「ジョシュア、お前のことは好きだったが、これはどういうことだ?」的なことを言っています。 アンタらは、前の映画を見てないのか?自分が出てるのに・・・😓 ともかく、全然楽しくはない映画ですが、「作る価値」、「見る価値」は極めて高いです。