
ほたる

佐々木、イン、マイマイン
平均 3.6
“誰もが誰かの青春だ” 青臭くて、甘ったれの青葉たち。切なくて愛おしい高校生活を思い出させる映画だ。そして、現在の自分自信を振り返ってみると、まだまだ未完成で、中途半端な生き物やなって思った。 でもこの映画はそれでいいよ、って言ってくれる。人生に彷徨っても、わからなくなっても、佐々木がどこかで、”やりたいことをやれよ、堂々と生きろ”って言ってくれる気がする。 この映画を観ながら、高校の時の、部活の仲間の父さんが急死した日を思い出した。あまりにも自分の中でショックな出来事やったから、今でも鮮明に覚えている。 私の親はいつも忙しくて、一度も高校の部活試合を観に来てくれなかった。けど、部活の仲間たちの親がみんな私のことを凄く可愛がってくれて、お陰様で寂しい思いなんてしなかった。(嘘、ちょっとだけ寂しかったかも笑)特にA君のお父さんがいつも「相変わらずあんたの笑顔を見たら元気でるよ!ほらお菓子食べな!」っていつも言ってくれて、いつも差し入れのお菓子を沢山買ってきてくれた。 しかし高3の総体間近に、A君のお父さんが急死した。その時の自分の頭が真っ白になり、必死で涙を堪えた。そして、さすがにA君がしばらく練習には来ないだろうと思った。 でもなんと、あいつ来やがった。しかも、めっちゃ笑顔で、「そんな暗い顔をするなよ」って言われた。私はなんて言葉をかけたら良いのか本当に分からなくて、思いが込み上がって、思わずA君をめっちゃくちゃ強く抱きしめた。彼氏でもない男をいきなりハグするなんて自分はどうかしてるって分かってるけど、自分の中でそれしかできなかった。しかも、辛いのがA君やのに、彼は全然泣かなかったのに対して、私は鼻水を垂らしながら号泣してしまった。 映画を見ながらこの時のなんとも言えない悲しさと虚無感、損失感を思い出して、涙が止まらなかった。 長々と思い出話を書いてしまったが、この映画を観た人は誰しもそんな思い出に馳せると思う。私たちは出会いとさよならを繰り返して成長してきたから。 人生には正解なんてないし、正しい生き様なんてない。未完成ながらも、必死でもがいて生きて、そして自分が納得できる人生にすれば良い。分からなくなったら、また佐々木が背中を押してくれるはず! とにかく最高でした、ありがとう佐々木!そしてグッバイ!