レビュー
リオ・パラリンピックの開会式で、屈曲した指でブラジル国家を演奏し、大喝采を浴びた"20世紀で最も偉大なバッハ奏者"と言われるジョアン・カルロス・マルティンスの半世の映画化。 彼の鬼気迫るピアノへの情熱と、女性に対して自由奔放な生き方はとてもドラマティックで、イーストウッドが映像化を熱望したのもわかる感動的なピアニストの物語です。 ---------------------------------------------- 題材はまさに傑作! ピアニストとしてはもちろんですが、傑出した人間力がとにかくすごい。 彼の偉大さと比べて残念ながら脚本はイマイチ、しかし演出がまずまずでこの点数ですが、彼の音源を使った演奏と、彼自身のことを知るだけで充分に価値があります。 特筆すべきは彼のピアニスト以降の活動で、この辺まで描くともっと感動的な作品になったと思われます。 そういう意味でもイーストウッドが撮った作品が観たかったけど、イオンエンターテイメント、GJ! (2020.9.28@AC津南)
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