
とらんぬ

ペリリュー -楽園のゲルニカ-
平均 3.7
めっちゃおすすめ。 割と生活を描く様な静かなシーンが多いですが1時間半強があっという間……飲み物に一歳手をつけられなかったw 言われてみれば案外ない史実戦争系のアニメ映画。 やっぱこう太平洋戦争を描いた映画が心に残るのは日本人だからなんですかね。 欧州戦線題材では得られない感情があります。 売って撃たれて獲って獲られてみたいなのがメインではないですが、激しい戦闘シーンもありました。 流石に実写じゃできない様な表現も出来るアニメ映画の良さも出てましたね。 (技術的に出来ないというより映画の趣旨変わってくるので出来ないw) 頭が飛ぶ表現や焼かれたり虫が涌いたりとなかなか攻めてますが、絵柄が可愛らしいので映画の本筋からズレることなくリアルを届けてくれます。 中盤以降は主に潜伏活動を描いてるんですが緩急の付け方がめちゃくちゃ上手いですね。 それもアクションを使わずに感情を揺さぶって飽きさせないという。すげーぜ。 そして案外潜伏生活も楽しそうやなと思ったりしました。 最後の戦争が終わってるかもしれないけれどいろんな感情が渦巻き、投降できない様子は色々と組織論的にも考えさせられました。 軍としては死力を尽くして最後まで戦ってほしいがための教育の成果ですが、果たしてそれが最適だったのかと言われると……。 例えば、残業ということ自体がいまだに美学っぽく捉えられる場面と被る要素もある。 とは言えそれが絶対間違ってるとも言えないんですよね。 ストーリーの最後はやはりそうなってしまうのか……という感じで残念でした。 物語としては良い終わり方でしたけどね。 含蓄あるお話ですし、物語としても一切飽きさせることなくここまで観客の集中を引っ張り続けられる構成が見事です。 文句なく良作。