レビュー
監督は『(500)日のサマー』『gifted/ギフテッド』のマーク・ウェブ。 “セントラル・パーク、ブルックリン美術館、パティ・スミスも働いた古書店など、監督が愛するNYの名所の数々を舞台に、サイモン&ガーファンクル、ボブ・ディランらの名曲にのせて贈る、懐かしき青春物語” ◆ まだ何者にもなり切れていない若者が、もがきながら成長していくちょっと大人な青春物語。突然現れた隣人の説得力ある人生論に、次第に相談を重ねていくトーマスは、不意に見つけた父親の不倫相手に、母を守ろうと、父と別れるよう説得を試みるが… 隣人のあまりの言葉の説得力に、トーマスがいつのまにか信頼感を覚え、彼を頼りながら自分の殻を破っていく、その姿がどこか力強く堂々としている。その事でトーマスが迎える達成感もそして悲劇も、最終的にその隣人がキーになっているところが面白い。単なる青春ストーリーかと思いきや、迎えるエンドが全く違うベクトルだったのには驚いた。
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