レビュー
黒沢清監督。10年間の昏睡から覚めた少年だった男。家族はもういない。産廃の廃棄場所になっていたわが家。帰ってきたポニーというか馬。現れた父は顔もほとんどよく見えず影と同化している。過去を戻し、そしてまた壊す。「俺、存在した?」我が家は空地になって黒い点はバラバラに。 「君の家族なんだしね」って言われた時の車のゴォっと通り過ぎる音。大杉漣のチェーンソーが怖い。
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