レビュー
命をいただきます。 ポン・ジュノ監督の社会派コメディドラマ作品。 アメリカに本拠地を置くミランド社は食糧難に備えてチリで発見されたというスーパーピッグの繁殖に成功させ、世界26カ国の農家に贈り、10年後に開催されるコンペで競わせた。韓国の山奥に住むミジャはミランド社から贈られたオクジャという名前のスーパーピッグと暮らしていたが、コンペに出品するためにミジャと引き離されてしまう。オクジャを取り戻すべくソウル、ニューヨークへと向かう。 キャストが豪華。ティルダ・スウィントン、ポール・ダノ、ジェイク・ギレンホール、リリー・コリンズ、ウォーキングデッドのグレンとしておなじみスティーブン・ユァン。ジェイクはほんとカメレオン俳優だなと本当に役を選ばない。 R15だが学校の食育の授業で流したら勉強になりそう。家族同然に育ててきた家畜を加工工場で皮を剥がれ、切断され、加工される。そういった過程を経て食卓に並び、人間が食べるというのをまざまざと見せられた。命を頂いていることを改めて実感させられる。 ストーリーも面白く、ミジャとオクジャの友情も見ていて美しいが、後味は悪い。食事の前に鑑賞することはおすすめしない。
いいね 2コメント 0


    • 出典
    • サービス利用規約
    • プライバシーポリシー
    • 会社案内
    • © 2024 by WATCHA, Inc. All rights reserved.