レビュー
ジャッキー・チェン最新作でありながら公開規模が非常に小さく、昔ほど注目されることもなくなってきたのかなぁと少し寂しい気持ちにさせられます。確かにアクションシーンも栄える部分は少なく、年齢を重ねたジャッキーには翳りが見えます。 更に今回はストーリーの中に人工血液や心臓、サイボーグといった設定を盛り込んだSFになっており、これが非常に飲み込みにくい。明らかに合成した感丸出しのCGや、突拍子もない漫画を読まされているかのような展開など、奇をてらいすぎているように感じます。 反面、前回の『ポリスストーリー レジェンド』同様、テーマの1つである親子愛の部分は悪くないですし、美人だけれど負けん気の強い娘を演ずるオーヤン・ナナ(欧陽菲菲の姪)は本作最大の見所と表して良いと思います。 色々言いましたがジャッキーはやっぱり捻りも何もないドストレートなアクションで光る人だと思いますし、近年のようにドラマやサスペンス、SFなど方向性を変えて出るくらいならば、アクション監督としてその素晴らしいアイデアを後世に伝える役割に専念してもいいのではないでしょうか。
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