レビュー
20201206 画に対する強いこだわりが、作品のなかに流れる空気を完璧に作り上げている。緊迫したストーリーと、緻密に作り込まれた画に引き込まれ、あっという間に見てしまった。 . サスペンスドラマとして見るならイマイチだろう。ストーリーとしてもうひと捻りほしいところ。けれど本作はヒューマンドラマ。賢く、孤独な少年マイケルと、日々の暮らしに違和感を得ながらも与えられた役割に徹する院長、師長。心を通わせる過程は、文脈として明言されていないけれど、画から伝わる空気の強弱にヒリヒリする。 小説でもテレビドラマでもなく、映画作品として、最高。 . グザヴィエ・ドランが光っていた。彼だからこそ演じきった役。
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