レビュー
hanako

hanako

6 years ago

4.0


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クレイマー、クレイマー

映画 ・ 1979

平均 3.6

2020/3/12 この映画って1979年、つまり約40年前の作品なんだな~ということをしみじみ思った。「子育てと仕事の両立」、「女性の社会進出」っていう、現代でもまだまだ問題として扱われているテーマが、この40年でそこまで進展してない(少なくとも日本では)ってことが衝撃。 ◆ 映画冒頭で突如母親が理由も言わず子供置いて出て行って、主人公である父親が髪振り乱して育児と仕事に奔走する様子を見続けるので、どうしても父親の肩を持ちたくなるけど、裁判が始まって母親の言い分を聞くと、「うんうん」、ってうなずいちゃうことが沢山。(私自身が妻であり、母親だからかも)。「ずっと誰かの妻、誰かの母親であって、自分というものがなかった」「いつの間にか自分に自信が持てなくって、母親としても失格と思うようになった」。—ここまで追い詰めたのって、「母親を1つの型にはめようとした」父親だからね。 ◆ そして、離婚裁判って辛い。第三者を入れて話す分、冷静に話せるけど、知らなくてもよかったはずの相手の嫌なところも知ってしまう感じ。それでも最後にああいう結論に至ったのは、父親も母親も、裁判に勝つ!ことじゃなくて、子供にとって何が最善なのか、ということが大事だってことに気づけたから。「大団円」ではないけど、この家族にとっては最良の結末だったのかな。 ◆ 皆さんレビューに書いてる、映画序盤と終盤に出てくるフレンチトーストを作るシーン、何度も観たくなるシーンの1つになりそう。