レビュー
まっすぐな心。 心優しき働きものラザロ。瞳の奥には煌めく泉。差し出す手のひらは木漏れ日のようにあたたかい。   ラザロの蘇生は、外側から見る混乱と人びとの欲にまみれて、心地よく惑わせてくれる。   この汚れきってしまった世界では、すべてが歪んで見える。 だから隔離されていたあの場所で、彼らはきっとほんとうは幸せだった。 って思いたい。   狼なんて、はじめから追いかけなきゃあよかったんだ。そんなふうに思ってわたしはとても、哀しくなった。  
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