レビュー
なつみ

なつみ

1 year ago

4.5


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ガリレオ

テレビ ・ 2007

平均 3.7

久々に東野圭吾原点回帰したくなった。 自分はあんまり色んな人の小説読んでなくて、中学生以降は、とにかく東野圭吾が好きで、東野圭吾作品に読書時間を捧げてきた。 初めて好きになった小説家であり、原点にして頂点。ていうか、他の人の読んでないから比較もできないという…。 コツコツとレンタルショップでDVD借りて、東野圭吾の映像作品見てた。 不思議なことに、東野圭吾って原作超面白いんだけど、映像化されると更に面白くなる、という感覚が当時からあった。 そんな中、ガリレオのドラマ化を知り、しかもキャストが福山雅治と柴崎コウと知り、血湧き肉躍る想いで、放送開始5分前からテレビの前にガチで正座でスタンバイしてた思い出がある。 そして、1話放送…面白過ぎて、見終わった後、大の字に寝転んだと思う。確か。 (当時の日記に、OPは最高なのにEDなんだあれみたいなことが書いてあった。) そんなこんなで毎話毎話が面白過ぎて、毎回テレビ前正座スタンバイしていた。 リアルタイムでここまで食いついて見てたテレビドラマは自分史上これが1番だと思うので、かなり思い出補正が入っていた。 改めて大人になってまた見返してみると、かなり当時の「テレビ観」が入っていることがわかった。 メインが草薙からオリキャラの女性刑事に変わったことも、今なら理由がよくわかる。 内海刑事のキャラがちょっと現代っぽくなくて、ヒステリックで理不尽で痛々しい部分があるし、当時邪魔だった栗林さんの言うことがもっとも過ぎて切ない。 あんなに素直に面白いと目を輝かせて見てたのに、色々邪推したり、フジテレビ騒動と結びつけて難癖つけてみたり、自分はなんて哀しい大人になっちまったんだ…😭とちょっと落ち込んだ。 いや、でもそういうの抜きにしてもやっぱり面白い! 原作では薄味な部分を存分にドラマティックに膨らませ、キャラクターの作りや定着のさせ方も本当にうまい。 ステレオタイプではあるけれど、文系(?)vs理系という対立コンビ構造にしたり、科学者としてのテーマ性を盛り込んでるのも「面白いテレビドラマ」を作る、という流儀をすごく感じる。 もう、「福山雅治のかっこよさ」を伝えるためだけの無駄なシーンも、普通にかっこいいから許せちゃいます。笑 「天才ガリレオ・湯川学」というキャラクター路線が何から何まで大成功しているし、何より、小説の文字だけで表された「科学」を、お金をかけて見事に実写にして見せてくれたテレビ根性に純粋に感謝です。 やっぱりこれは個人的に名作。