
ひろ

リトル・ランボーズ
平均 3.6
「銀河系ヒッチハイク・ガイド」のガース・ジェニングス監督・脚本によって製作された2007年のイギリス・フランス合作映画 ・ 1982年イギリス、厳格な家庭に生まれ育った11歳のウィルはあらゆる娯楽を禁じられていた。そんなある日、彼は学校一の問題児カーターと出会い、彼の家で生まれて初めて観た映画「ランボー」の虜になる。「こんな映画を作りたい」という気持ちで結ばれた二人は、見よう見まねで始めた映画作りを通して友情を深めていくが…。 ・ 監督デビュー作でいきなりSF史上最高に笑える作品を作り上げたガース・ジェニングスの監督2作目というから気になっていた。しかも、サンダンス映画祭史上最高額で配給権を買われたというのも期待を煽る。 ・ デビュー作は原作の圧倒的な力もあったから、自分の体験を基にしたという脚本で実力が試される。少年の友情物語というテーマにおけるあらゆるパターンを網羅しているだけでなく、二人をつなぐきっかけが「ランボー」なのがユニークだ。 ・ もちろんスタローンに許可をもらって「ランボー」を使用しているが、娯楽を抑制されてた子供に「ランボー」は刺激が強い。自分は子供の頃に「ランボー」を観て、憧れるでもなく、なんて生き方が不器用な大人なんだと不憫に思ったものだ。 ・ ミュージック・ビデオ出身の監督だけあって、映像は固定概念に縛られず楽しい。不良少年と真面目な少年の友情っていうのは、「スタンド・バイ・ミー」を彷彿させる。ラストはちょっと過剰演出な気もしたけど、粋だからよかった。粋な演出には弱い。 ・ 昔の監督は新しいものを創造して映画の歴史を切り開いて来たけど、最近の監督はあらゆるエンタメを観て育っているから、最初からかなりクオリティが高いね。ガース・ジェニングス監督の今後の作品も楽しみだ。