レビュー
ひろ

ひろ

9 years ago

3.5


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亀は意外と速く泳ぐ

映画 ・ 2005

平均 3.2

監督・脚本三木聡、主演上野樹里によって製作された2005年の日本映画 ・ 学生時代から平凡な女の子だった片倉スズメ(上野樹里)は、結婚しても平凡な専業主婦だった。幼馴染みのクジャク(蒼井優)は変わり者で、いつも振り回されていたが、それでも怒ることもなく、親友だった。ところがある日、スパイ募集の広告を見て、思わず電話をかけてしまい、スパイになることに…。 ・ 本気で映画だという自覚があるのか聞きたくなるくらいゆるい。三木聡って人は、あくまで自分の世界観にこだわる。たとえそれが一部の人にしか理解されなくても。いくらなんでもナレーション使いすぎだろとか、その笑い、思い付いてもやりますか?など、ツッコンでいたらきりがない。 ・ 数打ちゃ当たるというか、くだらなすぎる笑いも多々あるものの、たまにホームランがあるんだよね。くだらないのも、チリも積もればで、後半には効いてきたりする。三木聡監督のゆるゆるな世界観は、万人受けじゃないけど、ハマったら心地よい。 ・ 主演の上野樹里は顔がまん丸だし、共演の蒼井優もあか抜けてないし、2人とも初々しい。蒼井優はイメージ違うなって役だったけど、観る側が役者の役のイメージを決めるのは、観る側のエゴでしかないから、これはこれでいい役だったのかな。 ・ 三木聡作品は、主演以外はほとんどいつもお馴染みのキャストなのが楽しい。岩松了とふせえりはいつもセットで出てくるけど、2人が出てくるだけで笑っちゃう。特に、お笑い出身のふせえりの存在感はすごい。他の常連俳優も登場する度にうれしくなっちゃう。 ・ テレビのバラエティなどとは違ったフィールドで、才能を発揮しはじめた三木聡監督。ゆるい笑いのオンパレードである不思議な世界観に、どっぷり浸かってみてほしい。