レビュー
1990年、カリフォルニア州カーン郡の保安官ジョー・ディーコン(デンゼル・ワシントン)は殺人事件の証拠品のためにロサンゼルスに行くよう命じられる。 ロサンゼルスで連続女性殺害事件を担当しているエリート刑事ジム・バクスター(ラミ・マレック)は、かつて検挙率トップだった名刑事ディーコンに捜査の協力を求め、共に殺害現場に向かう。 そこでディーコンは、今回の事件が昔の未解決事件の手口に酷似していることに気づき、休暇を取って捜査にのめり込み、容疑者アルバート・スパルマ(ジャレッド・レト)が浮上する。。。 ---------------------------------------------- デンゼル演じるディーコンは、家庭も顧みずに捜査にのめり込むあまり、刑事の立場も家庭も失った静かな狂気を孕んだベテラン。 一方、ラミ・マレック演じるジムは、良き家庭に恵まれた繊細なクリスチャンで、八方塞がりで結果が出せない焦りからディーコンに傾倒していく。 この二人の関係性を大きく揺さぶるのがジャレッド・レト演じる容疑者アルバートで、ジムをおちょくりながらも少しずつディーコンに追い詰められていきます。 ---------------------------------------------- ジョン・リー・ハンコック監督(『ファウンダー』他)が本作の脚本を書き上げたのは1993年だそうで、その頃映画化されていればまた違った感じになったと思いますが、四半世紀経った今ではなんともありふれた展開。 でも名優3人の豪華共演はとても素晴らしくて、久々のデンゼルの新作なのに劇場スルーはもったいないと感じさせる作品でした。
いいね 4コメント 0


    • 出典
    • サービス利用規約
    • プライバシーポリシー
    • 会社案内
    • © 2024 by WATCHA, Inc. All rights reserved.