レビュー
くらっしゃあ

くらっしゃあ

4 years ago

5.0


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パラサイト

映画 ・ 1998

平均 3.3

【隅に置けない映画】 ◇物体Xな映画◇ 監督ロバート・ロドリゲス、脚本(当時『スクリーム』で一躍脚光を浴びた)ケヴィン・ウィリアムソンによる、 【学園もの】+【盗まれた街】+【物体X】 二人によると、この映画はエイリアン侵略モノではあるが、高校生活の疎外感や抑圧といったものを描きたかったらしい。 そういう観点でエイリアンに立ち向かうことになる登場人物たちを眺めてみると・・・。  典型的ないじめられっ子のケイシー(イライジャ・ウッド)。 校内でドラッグ(と言っても成分は主にカフェイン)を売りさばく問題児、留年生ジーク(ジョシュ・ハートネット)。 アメフト部のエースで主将であるがためにむやみに優遇されることにウンザリしているスタン(ショーン・ハトシー)。 他人と関わるのを嫌うあまりレズを装っているストークリー(クレア・デュバル)。 チア・リーダーで新聞部編集長、いわゆるマドンナ的存在のデライラ(ジョーダナ・ブリュースター)。 そして、転校生メアリー・ベス(ローラ・ハリス)。 確かに、それぞれがどこか高校生活の中で自分の居場所を見失っている感じがする。 そんな彼らが抱える疎外感は、エイリアンに乗っ取られることである意味解消されるわけだが、もちろん彼らは必死に抵抗を試みる。 そしてすべてが終わった後、彼らはそれぞれの居場所を見つける。 なるほど、これは意外に深い映画なのかも!とまでは思わなかったが、とにかく当時かなりのお気に入り映画で、けっこうな頻度で観直していた。 あと書いておきたいのは、本作の原題について。 『THE FACULTY』は【教職員】という意味合いがあるのだが、本作で教職員を演じているのは、パイパー・ローリーにロバート・パトリックにサルマ・ハエック、そしてファムケ・ヤンセンという、まさにタイトルに恥じない布陣。 ファムケ・ヤンセンなんて完全に物体Xだったもんな(笑)