レビュー
GOICHI

GOICHI

8 years ago

4.0


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散歩する侵略者

映画 ・ 2017

平均 3.0

「黒沢清節全開の不思議SF。」 劇団イキウメの舞台を黒沢清監督が映画化。地球人に乗り移った宇宙人3人が、人類を絶滅する為に仲間に交信しようとするお話。よくある侵略モノSFとは一線を画す、黒沢清節全開のクセがすごい作品であった。 結論から先に言うと、面白かった。だが賛否両論ありそうなデキだなとも思う。人の概念を奪うとかいう設定も突き詰めてない感じもして、結構行き当たりばったりな気もしないでもないしな。まあこの概念を奪うという設定がラストに繋がるので必要なコトなんだけど。 それでも緊張感があって面白かったのは、キャストによる力も大きい。長澤まさみを始め、無表情だけど人間味が段々と出てくる松田龍平、「シン・ゴジラ」を彷彿とさせるが確実に違う演説をする長谷川博己、宇宙人2人の若者も良かった。特にサイコパス的な女子高生が良い。あと、チョイ役ながら全く心がこもってなさそうな感じで愛を説く東出昌大がシリアスな笑いを誘った。 ラストの展開も賛否あろうが全然アリで、むしろコレしかないよなあと思ったし、全体的にコメディなのかシリアスなのか分からない雰囲気も好みだったので、自分は面白かった部類に入るなあ。タイトルもなんか響きがツボで良いわ。良作。