レビュー
母親を亡くし寄宿舎に入れられていた11歳の少年ウィル。 3年ぶりに父親と会い、最初はぎこちなかった。 共にサッカー好きでリバプールの大ファンだった父と子。 チャンピオンズリーグの決勝をイスタンブールまで観に行く約束をするが父親は急死…。 ウィルは一人でトルコ、イスタンブールまで行こうとする…そんなお話。 いろいろ描写があまい展開ばかりですが仕方ない。 この映画はもしかして子ども向けの作品にも感じます。 父親との関係もあっさり、急死の後、貴重なチケットを持ちイングランドからパリへ移動するウィル。 パリで出会ったアレク・ズキッチの力を借りてヨーロッパ縦断、そしてズキッチの故郷にも立ち寄る。 ズキッチは元サラエボ代表のサッカー選手なんです。 サラエボの戦禍による地雷事故もサラッと投入、この辺は中途半端な入れ方でした。 様々な困難に合いながらも、ウィルとズキッチはチャンピオンズリーグ決勝の地、イスタンブールのアタチュルク・スタジアムに到着。 (寄宿舎から)家出をして決勝を応援に行く熱烈なリバプール・ファンとして有名になっているウィルは周りの協力で何と入場を待つ選手とも対面。 最初はキャラガーのユニを着ていたウィルが、ズキッチのユニを着て、キャラガーやジェラードと会話するシーンは個人的にはハイライト! (両チームより先に一人でピッチ中央に立つのはやり過ぎかも) この決勝はACミランとリバプールの奇跡の試合と言われリバプールの追い上げとPK戦での勝利、ずっと語り継がれています。 プレミアもリーガも大好きなサッカーファンとしてはラストの数ショットは良かった! と言うことで、ウィルは最高の経験をしてまた友達のいる寄宿舎に戻るのでしょう。 親を亡くした困難に立ち向かう、そんなテーマからは外れた印象もあり。 サッカー好きな子ども向けの作品と言えば良いのかも。 どうせならもうちょっとリバプールの試合を入れてくれれば満足でした。
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