レビュー
miserybeatle

miserybeatle

1 year ago

4.0


content

映画を愛する君へ

映画 ・ 2024

平均 2.9

ドキュメンタリータッチ且つ、監督の人生で映画にまつわるエピソードを再現するシーンが織り交ぜられている。全体の構成としては、「映画とは?」を問うものとなっており、映画で描かれているものは現実か否か、映画で描かれるメタファーとは、そして映画は弱者を受け入れるら、などの幾つかのテーマが全体に通底している。 ドキュメンタリーの部分では、様々な一般人が自分にとっての映画とは、映画館ではどこに座るのが好きか、などのインタビューがある。この映画の原題は「観客たち!」である。映画館では劇と違ってどの席から見ても同じ視点が共有されており、それにもかかわらずその受け取り方は個人に委ねられている。それこそが映画が弱者に受け入れられているという意味である。誰でも映画について好きに語っていいのだ。 フランス映画よろしく、誰が見てもわかりやすい映画ではない。その意味で、絵画鑑賞と似ている。どう解釈するかは人による。面白かった。