レビュー
てんぞー

てんぞー

2 years ago

3.5


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もしも徳川家康が総理大臣になったら

映画 ・ 2024

平均 2.9

コロナで全滅した内閣に代わり、AIと3D技術によって現代に蘇った最強偉人内閣がコロナで困窮する日本を改革していく物語。 果たして偉人だからという理由で現代をうまく改革できるのか?とか、そのAI技術と3D技術の方が凄いのでは?とか、そういった疑問は全て「まあええやろ」の精神で水に流していくのが寛容。 そこを水に流すと中々面白い架空政治ものコメディとして楽しめる。 話の主軸となる政治劇も、これが意外と良くできていて、「こんな事もあるかもな〜」と思いながら楽しめる。流石はビジネス本原作。 俳優の個性を引き出して偉人のキャラをきっちり立てているのも好印象。 特にGACKTはビジュアルもさることながら、〝声〟の説得力で信長としての完成度を高めていて見事。もっと時代劇に出て欲しい。 家康、秀吉、龍馬は言わずもがな、他の偉人も良いキャラをしている。 言われてみれば吉宗っぽい顔をしている高嶋政宏、英語を操る足利義満の小手伸也、平安貴族顔の再現度が凄い紫式部の美月ありさ。実はキャラ立てが難しい聖徳太子に女性の長井短を起用したのは中々唸る配役。10人の会話を聞き分けたという逸話の再現が楽しくてグッド。そして犬公方。い、犬…。 翻って、現代人側の主要人物はキャラ立ちがイマイチ。というより、ここをあまり強くすると映画としてのまとまりが無くなるから、それは致し方ない所か。 実は暴走を始めていた偉人AIと、それを知略で制するラストの展開はコンパクトにまとまっていて良し。 全体に良くまとまっていていい感じだが、パンチ力に欠ける印象はある。サッと食べたい感じの作品。 ・取ってつけたような龍馬と西村記者の関係性は別にいらなかったのでは? ・そこまでするなら、ひろゆきは実物を連れて来れば良かったのにと思う ・情報バラエティ司会の小籔のありそう感が凄い ・最後の演説は流石に長すぎだし言葉で説明しすぎ