
GOICHI
8 years ago

夜明け告げるルーのうた
平均 3.2
「最も分かり易い湯浅ワールド。」 「夜は短し歩けよ乙女」から短いインターバルで公開された本作。今までは何かと原作付きが多かった湯浅政明監督の完全オリジナル作品。子供の人魚ルーと、他人に心を開かない主人公カイが、音楽を通して知り合い仲良くなるが…。という桔梗。 自分としては「夜が短し―」よりも面白かった。しかしジブリっぽくもあり、青春系でもあり、ベタな感動を誘うような場面も少なからずあるトコロが、湯浅監督らしくないと思ってる人がいそうではある。絵面や演出などのエキセントリックさ加減は普通に目白押しなんだけどナ。 ルーの父親がどう見ても人魚じゃなくクジラな外見で規格外過ぎたり、人魚が食べたら人魚になるっていう設定で犬が足だけ人魚になっ て海を泳ぐシュールさとかは湯浅監督らしいし、むしろ今までで一番設定としてはぶっ飛んでるじゃないかとすら思う。あーでも犬の生い立ちだけがどうにも胸糞だったのがちょっとモヤモヤする。 湯浅監督で最も分かり易さ重視な作品なので、湯浅ワールド入門としても、一本のファンタジー青春映画としても最適な作品だった。