レビュー
【登場人物全員ワケあり】 トランスジェンダーの娘と、シングルマザー、レズビアンの祖母、元夫、その弟まで、登場人物全員ワケありのカオス笑、ながら、“愛するが故”の心の葛藤に共感する。 ◆ 出演は『パーティーで女の子に話しかけるには』のエル・ファニング、アカデミー賞に2度のノミネートを誇るナオミ・ワッツ。原題は『Three Generations(3世代)』。 ◆ トランスジェンダーの、性転換決断に至る心の葛藤、というよりは、その親目線での手術同意への迷いが中心の映画。この子がやっぱり女に戻りたいと言い出したら…娘を思うがあまり、娘が求める結論に同意出来ない葛藤に共感。おばあちゃん(とそのハニー)が終始コント(笑)的に振る舞うので、クスクス笑いながら楽しく見られる。さらに、次第に明かされていくマギー(ナオミ・ワット)の過去も、映画の重要なポイントとなって行く構成で、面白い。 まあしかし、レイ役のエル・ファニングに脇毛が生えているインパクトはスゴイ衝撃笑。 あとなんというか、全員ワケあり過ぎて、マイノリティーがマイノリティーに見えなくなる。おばあちゃんがレズビアンで同棲しているし、マギーはシングルマザーだし、そのシングルマザーとなった理由も衝撃的だし、最終的にカオスだし笑。でも、その何でもあり感が、最終的にこの映画をまとめ上げるラストにうまく繋がっていく。 ラストシーンの日本食レストランでチラッと映っていた日本酒が久保田の千寿だったので、今日にでも飲もうと思っているのは言うまでもありません笑
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