レビュー
『ぶあいそうな手紙』鑑賞。視力を失いつつある老人が若い女性の代筆で手紙のやり取りを。まさに老人の暮らしのようにじれったいテンポだがそれが癖になりやがて軽やかなリズムを刻む。ハートウォーミングな中にちょっとしたスリルも。ラストの各人の決断がまるで身内のことのように胸を揺さぶる。 『ぶあいそうな手紙』ベテラン女性監督によるブラジル映画。ふぞろいな二人の関係に不思議な豊かさがあってそれがそのまま作品の魅力に。息子にはもう一歩踏み込んでほしかった。邦題は考え過ぎでは。人生の最終章、貧しい老人と若者、家族以外の枠組み、こういったお話は世界的にも増え続けるだろう。
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