レビュー
2019年64本目は『レゴムービー2』なんですけれど…この注目の薄さは一体全体どういうことなんでしょう。前作が全米で大ヒットを飛ばし日本でも注目を集め、『21ジャンプストリート』『ブリグズビーベア』『スパイダーマン:スパイダーバース』など製作や監督をつとめた映画が全て当たりまくりのフィル・ロード&クリス・ミラー印にも関わらず、公開規模と各誌の取り上げ方が小さすぎやしませんか。 前作のヒット後にそんなに出来のよくないスピンオフを2連発しちゃったので、全体にみんな飽きてしまったのかなとも思います。エメットを始めとする主要キャラクターに再び会える喜びはありますし、現実世界とメタ的にリンクさせることで力強いメッセージを伝えてくる後半の構造も顕在で、今回も十分面白いと感じられるポイントは多々あります。 ですが、ミュージカルやギャグ要素が強い上に何でもアリの展開が怒濤の勢いで押し寄せてくるため、理屈抜きで楽しむ子供向けになってしまった印象は否めません。また、前作と比べると、エメットに突きつけられる課題・事件の真相・現実世界とのメタ構造の三者があんまり上手く絡んでるとは言いがたく…ちょっと肩透かしを食らったのも事実です。
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