レビュー
交通事故で意識不明になった10歳の少女が25年後に目覚めたことによって起こる人間模様を描いた良作ドラマです。 流石遊川和彦!いきなり豪速球を投げてきました。素晴らしい脚本、隙のない演出、キャスト達の見事な演技に魅せられました。 本当に10歳の少女のように号泣する柴咲コウと25年後に初めて初恋を告白する坂口健太郎の熱演にも胸が熱くなりましたが、今回は何と言っても懸命に娘を看病する鈴木保奈美の演技に心を持って行かれました。何としてでも娘を目覚めさせるんだという母の決意がビシビシ伝わってきました。「トンボのメガネ」の歌は反則ですよ。泣いたこと泣いたこと。 ☆第9話 鈴木保奈美演じる母親が倒れて寝たきりになったことから、家族の絆が再生する様を描いたこの回は、家族愛に溢れる神回となりました。ほとんど泣きっぱなしでしたし、レビューを書いている今も涙が止まりません。キャスト全員の魂がこもってましたが、とりわけ鈴木保奈美が素晴らしくて素晴らしくて!彼女の代表作となりました。 ☆最終回 家族がそれぞれの道を前向きに歩み始めた姿を描いています。前回が神回だったので、予定調和のハッピーエンドとなった最終回はちょっと期待外れでした。それでも35歳の少女を中心に描かれた本作は、愛に溢れた温かい家族ドラマでした。
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