レビュー
2020年113本目は、まさかの2度開催となった「未体験ゾーンの映画たち 延長戦」より『サモン・ザ・ダークネス』。 ------------------------------------------------------------ ナイスバディの美女3人が殺人鬼に追われて殺されてしまうありがちなホラーかと思いきや、実は美女の方が殺人犯だった…という「逆転の構図」を利用した1作。ところが正直な話、この設定もワンパターンになりつつあり、今更これだけで驚く人はいないでしょう。作り手も分かっているのか、犯人グループ内で仲間割れを引き起こしてみたり、予想外の乱入者が現れたりと、けなげな努力が光ります。 ------------------------------------------------------------ そのかいあってか終盤まで退屈はせずに楽しめる水準はキープできていて、B級映画としてはまぁ合格ラインではないでしょうか。主演のアレクサンドラ・ダダリオは既に34歳とは思えない相変わらずの美貌。作中では恐らく20歳くらいの役どころだと思うんですけど、全く不自然に見えないのは凄すぎますね。彼女はこの映画をプロデュースもしていて、演技にもだいぶ力が入ってます。 ------------------------------------------------------------ 人を嬉々として殺すサイコなダダリオちゃん、反撃されて顔面血まみれになりながらも歯を食いしばるダダリオちゃんが見たい方は是非どうぞ。欲を言えば三人のうち、すぐにトイレに行きたがる頻尿娘のバルに特筆した役割が与えられず、単なるコメディリリーフ的存在で終わってしまってるのが残念でした。パッケージの右側に堂々と描かれてるのに全然重要な役どころじゃないですから。
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