
映画3000本ノック
5 years ago

女たち
平均 2.9
香織(倉科カナ)の自死シーンの長回しが圧巻。雨中の野外天蓋で、ワインをあおりながら、多量の薬物を摂取する。一方でパスタを口いっぱいほおばり、生への意欲も見せる。死を求めながらも生への期待も閉じないという倉科カナの演技はすごい。また、美津子(高畑淳子)の毒親ぶりも凄みすら感じた。この二人の助演を得て、アラフォーの美咲(篠原ゆき子)のどうしようもない中年女の生きづらさがこれでもかと描かれる。 篠原ゆき子は前作「ミセス・ノイズィ」から続いて、主演を張れる女優へと輝きを放ち始めた。「深夜食堂」での光石研との掛け合いだけじゃなかった。 追記、サヘル・ローズの控えめな演技も本作のスパイスとなり印象的でした。(2021年6月1日、中洲大洋で鑑賞)