レビュー
my life

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10 months ago

3.5


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若き見知らぬ者たち

映画 ・ 2024

平均 2.8

磯村勇斗が主演と言うコト以外の情報は何も仕入れず「若き見知らぬ者たち」を初鑑賞してみた。監督はどうやら「佐々木、イン、マイマイン」の内山拓也。 「月」と「正欲」で、その存在感が際立っていた磯村勇斗。不意に別の作品にも触れてみたい気持ちが高まってしまう。はてさて、本作はどんな役柄なんやろう。ジャケを見る限りでは、まともな映画だとは思えないけどね。 ふむむ、かなりの闇を抱えた家族の在り方。亡くなった父親の借金返済の為、昼も夜も働き詰め。加えて、母の病気を看病する毎日。「あんのこと」もそうだが家庭環境が抱える問題は、ことさら深刻である。 オープニングのタイトルバックが衝撃的。思わずリプレイしてしまうやん。一瞬のコトなので…え、まさかのフェードアウトしたのかと勘違いしてしまう。 はたまた、時間軸?なんて、何やら考えてしまうが、これは敢えて見せ付けられた印象が強い。そんな、只ならぬインパクトを与えてくる拳銃シーン。 染谷将太の結婚を祝うパーティーに参加したい彩人。何かと邪魔が入りとんでもない事態へと発展する。あぁ、ここで警察の対応の悪さなんかが浮き彫りとなるのか。 許すまじき行為の連発で、敢えて不快感をあたえてくるテイスト。拳銃シーンも2回目に突入。これは、願望にも似たイメージなのかな。もしくは、自責の念なのかも。 MMAシーンが後半を占める。まぁ、伝えたいコトは何となく分かるが「月」や「正欲」…はたまた先日観た「あんのこと」ほど響くものは少なく感じる。 とは言え、こう言う理不尽な世界で、ひたむきに見つめ合う姿は何かと印象的。彼は何を想い何を願ったのか…そんな、邦画独特の匂いをほのかに感じ取れた今日この頃。