
矢萩久登
1 year ago

男たちの挽歌
平均 3.6
2024年09月16日に見ました。
『男たちの挽歌』(1986) 「午前十時の映画祭14」にて4Kリマスターで初の劇場鑑賞。 何といっても本作は邦題が良いですよね。 中国語では「英雄本色」、英題は「A Better Tomorrow」で「より良い明日を」。 これを「鎮魂歌」「レクイエム」でもなく「挽歌」に決定した当日の配給会社の人は素晴らしいですね。 同年ゲームの世界でもカプコンから『闘いの挽歌』という横スクロールアクションゲームもリリースされて子どもながらに馴染み深いワードでした。 公開当時は香港映画といえばジャッキー・チェンのカンフー映画かMr.BOO!のコメディ映画の二択のなか、「香港ノワール」と呼ばれる新しいジャンルを創出、確立した記念碑的作品で、派手なアクションもありながら、男の友情と任侠を織り交ぜたストーリーは今回も泣かされましたね。 チョウ・ユンファ、ティ・ロン、レスリー・チャンも出演者も良いのですが、やはりジョン・ウー監督の冴えわたる演出。 フレンチ・ノワール、東映任侠映画をベースにしながら、銃撃戦はサム・ペキンパー、セルジオ・レオーネの多大なる影響を受けたスローモーションなどの演出は痺れました。 本作の成功したことで、その後のジョニー・トー監督作品、『インファナル・アフェア』の端緒となったことを考えると感慨深いですね。