レビュー
まず、ヘンゼルとグレーテルが魔女狩りの賞金稼ぎとして生計を立ててるという設定が秀逸。 その上、頭は悪く姿は醜いけどピュアな心を持った怪力クリーチャーとか、戦闘力の低いお調子者のメカニックとか、ギミック満載の無駄にゴテゴテしたデザインの重火器とか、その重火器で何故か思いっきり殴る戦闘スタイルとか、頭も四肢も容赦なく爆ぜるバイオレンス描写とか、文官タイプの勇気を振り絞った戦闘参加とか、寡兵で大軍を破る戦略とか、湖のほとりで美女が裸とか、女神転生を思わせるデザインの魔女軍団とか、とっておきの最終科学兵器とか、そういうのが全部入り。10点の加点要素を10個ぶち込めば100点の映画になるよねみたいな強引なやり口ではあるけど、我々のようなファミコンと少年ジャンプで育った世代にはこういうのでテンションが上がるシステムが体に組み込まれてしまっているので興奮から逃れることは不可能といってよい。いうなれば唐揚げとハンバーグと目玉焼きをトッピングしたカツカレーみたいなもんで、こんなもん美味いに決まってるやんっていう。ただ胃はもたれる。
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