レビュー
Chee

Chee

10 years ago

4.5


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日本のいちばん長い日

映画 ・ 2015

平均 3.2

2015年08月21日に見ました。

恐らく人生で一番泣いた映画。 映画館で観たのは1年程前なのに いまだに印象に残っている。 終演してから2時間くらいは余韻が重くてずっと泣いていた。 特に昭和天皇の「私の名のもとに始められた戦争を、私の名のもとで終わらせたい」というお言葉が印象的。 畑中も決して自分勝手に決起を起こしたわけではない、国を考えた上での行動なのだと思うと涙が溢れてきたのを思い出す。 そして最後に役所広司演じる阿南陸軍大臣が、自害することでことを納めるシーンに涙が止まらなかった。 阿南陸軍大臣が自害した後に到着した奥さんが、陸軍大臣の婦人としてではなく、彼の妻として「あなた」と声を掛けていたのも印象的。自害することを妻に伝えずに命を絶った夫のことを、責めるわけではなく、ようやく安らげる場所にいったのね、というように見えた。 当たり前のことだけれど、歴史で習う人々にもそれぞれ家族が居て、阿南陸軍大臣の場合は新婚の娘と愛する妻をはじめとして大切な家族が居て、それでも国のために、と自分を押し殺して決断をしなければいけないという苦悩が感じられて見ていてとても辛かった。 歴史の授業では「ポツダム宣言受諾」とだけ簡単に習う出来事が裏でこんなにも沢山の人の尽力によって成立したということを知ることができた。 戦争を知らない10代の私がこの映画を観る意味は大いにあったと思う。 近々地上波で流れるようなので、1年経った今、もう一度観ようと思う。